M57はM27と同様に8cm屈折望遠鏡でもかなり楽しめる惑星状星雲だ。そして、リング状の形もなんとか認識できる。しかし、ちょうどタバコの煙で作ったリングのような曖昧模糊とした感じだ。
それをNinja320で見てみると、非常に明るくて低倍率でもクッキリとその形状を確認できる。正円形ではなく、その長く伸びたつなぎの部分が暗くて、ちょうど半開きになった唇を思わせるような形に見える。そして唇に当たる部分にも濃淡の違いがあるのが感じられる。
写真は30mm接眼レンズなので、かなり小さな姿になってしまっている。30cm級の望遠鏡なら、倍率を上げてみるとリングの内部も淡く光りを帯びて中心部に星(ただし中心星ではないらしいが・・)があることも確認できるらしいので、次の機会には倍率をあげてじっくりと味わってみたい。
M57
2011年3月27日3時38分- 1.3sec. x 64shots
撮影地:中央市豊富